
ブレーンの都立高校【一般】入試分析
今年の都立高校一般入試は昨年から難化?易化?
大問ごとのテーマ、攻略ポイント、落とせない問題等を
個別指導の先生が解説します!

都立高校一般入試とは?
中3の通知表(内申)と当日の5科目テスト結果で合否が判断されます。
英語・数学・国語では、自校で作成したテストを使用する高校もあります。
(理科・社会は共通)
■2026年度 都立高校一般入試分析
英語

英語
選択肢の語数が増えたなど、昨年と比べると難しい試験となった。
○全体の難易度
難化
○全体の傾向
リスニング1題を含む大問4問での構成。今年度も問題形式に大きな変化はなかった。
一方で、大問3、4では本文や選択肢の語数が増加したため、試験時間内に解ききれない受験生が例年よりも増加したことが予想される。
今後出題形式が大幅に変更されることは考えづらいが、文章の長さで難易度が変化する可能性が高い。来年度以降の受験生は、音読を通して文章を直読直解する練習に取り組んだり、過去問演習で設問ごとの傾向対策を行うなど、試験時間に余裕を持って解き終えられるように準備をする必要がある。
●第1問[リスニング]
受験生からは、音声のスピードが例年よりも速く感じたという意見が上がっている。
受験生が苦手とする問題Bは、外国人のHelen先生が自身の学校の気に入っている点について紹介するという内容だった。
今年度は、本文の構成がFirst,……、Second,……、Third,……、といった形で並列されているため、比較的理解しやすく感じた受験生が多かったと考えられる。
また、Question1は”I have worked ~.”が、Question2は”I’m going to go ~.”が根拠となっている。それぞれスクリプトの冒頭と最後に根拠があり、比較的正答しやすい問題構成だった。
リスニングの力は一朝一夕で身につくものではない。以下の3つのポイントを押さえて鍛えてほしい。
1.日頃から正しい発音で単語や文章を音読することを心掛ける。
自分で正確に発音できないものを聞き取ることは難しい。単語を覚える際は、単語帳に書かれている発音を意識したり、音源を実際に聞いて真似して音読するなどのトレーニングを日頃から積んでおくことが望ましい。
2.英語音声を聞いて適切なトレーニングをする
英語の音声を日頃から聞くことも重要である。音声を聞く際に有効なトレーニングには主にディクテーション(音声を聞いて英語を書き取る)、シャドーイング(英語の音声に続いて音声をまねして発音する)、オーバーラッピング(音声と同時に発音をする)の3種類がある。過去問や市販の問題集を通して、ただ漫然と聞くのではなく、集中してトレーニングをすることが肝要である。
3.疑問詞やキーワードに注目して聞く
リスニングに関しての実践的なアドバイスとしては、質問の冒頭で読まれる疑問視を聞き落とさないようにすることが挙げられる。
疑問視を聞き落としてしまうと、何を答えればよいのか分からなくなってしまう。都立入試の場合は音声が2回読まれるため、1回目に質問で使われている疑問詞を聞き落とさないことが重要である。
また、キーワードを聞き落とさないことも重要である。キーワードの多くは、動詞、名詞、形容詞、副詞である。これらの瀕死の単語に注目して聞くことで選択肢を切る際に必要な情報を聞き落とすリスクを減らすことができる。
●第2問攻略のポイント[会話文と資料読み取り、eメール、英作文]
設問1Bの根拠箇所が空欄Bの後にある点に注意したい
空欄Bの次のRyotaの発言”I have heard ~.”とPaulの発言”Ten percent of students ~.”から判断する。
アンケートのパーセンテージを見ると10パーセントのものはGreen teaとTenuguiのみである。その上で、”dry quickly”できるものを考えると、答えはTenuguiであることが分かる。
dryの意味が分からなければ判断する材料がないことを踏まえると、単語力を鍛えることの重要性は理解できるだろう。
設問3の英作文のテーマは”これから始める予定の新しい趣味は何かありますか”といった内容だった。比較的答案を作成しやすいテーマであっただろう。英作文の型を決めて十分に練習していた受験生にとっては落ち着いて解くことのできる設問だった。
第2問攻略アドバイス
設問1,2に関しては、空欄の後ろまで丁寧に読んでから解答することが重要である。
文章の途中までの情報のみでは判断できないように作られていることも多い。
設問3の英作文については、汎用的に使える英語表現を覚えておくことが必要である。
「学び」に関するテーマであれば”learn a ~”、「日本の好きなところ」であれば”Japanese traditional culture”など、使える表現を蓄えておくことで、ミスなく様々なテーマに対応した英作文を作ることができる。
●第3問攻略のポイント[会話文、美化委員会についての生徒たちの話し合い]
選択肢の意味理解と読解スピードが勝敗を分ける
大問3は昨年と比べて10行以上文章量が増えた。このことにより昨年度よりも時間を使わなくてはならない受験生が増えたことが予想される。
また、注釈の数も昨年度よりも大幅に増えたことも踏まえると、知らない単語が出てくることで読解のスピードが落ちた受験生もいたであろう。
設問の内容自体は、例年と大きく変わらず、本文の読解が正確にできていれば正答できる設問ばかりである。
ただ、問1の選択肢が”making their school ~.”のように少し複雑な構文を含んでいるため、選択肢の意味理解に時間を要した受験生がいたことも考えられる。
攻略アドバイス[時間内で解く練習を]
受験前とそれ以外、そして目標点数によって最適な学習が異なるのが都立入試英語の特徴である。
中学1,2年生に関しては、まずは単語、文法の知識を十分につけておくのが先決である。また、学校の教科書の文章や市販参考書の長文を使って音読をするトレーニングがおすすめ。英語を英語のまま理解できる状態になっておくと時間に余裕をもって解答できる。
受験直前期に関しては、目標点数が60点前後の受験生については、傍線部前後の解答根拠を探す練習と単語の知識を増やすことを中心に取り組むべき。目標点数が80以上の受験生については、単語文法を固めたうえで長文の音読を繰り返し、文章をすべて読んだうえで確実に正答することを目指す勉強をするべきである。
特に高得点を取りたい生徒に関しては、文章量からしても単語の難易度からしても全文読んだうえで解答しても時間が足りる構成である。
過去問演習を大問ごとに時間を測りながら繰り返すことで、本年度のように文章量が増えたとしても時間内に解き終えられる訓練を積んでおきたい。
●第4問攻略のポイント[長文:ダンスクラブに所属する高校生が町の祭りでダンスを披露する話]
情報の因果関係と時系列の正確な把握を
大問4も昨年度よりも10行以上文章量が増えており、設問の選択肢も長くなっている。
問3(1)で選択肢エ”On the festival day in June,~.”を選んで誤答した受験生が多かったであろう。
本文の第3段落下から3行目には、”The next day, ~.”とあり、ダンスクラブのメンバーが次の祭りに向けて練習を開始したのは、「6月の祭り当日」ではなく「その翌日」であることが明確に示されている。
この設問は、単に内容の大筋を追うだけでなく、時系列の細部まで正確に把握できているかを問うものである。文章を斜め読みし、出来事の大まかな流れのみを追っていた場合、「祭り→次の祭りの準備」という因果関係だけで判断してしまい、誤答に至る可能性が高い。
したがって本問は、情報の因果関係と時系列の正確な把握の両方を要求する良問であると言える。
また、問4(2)も昨年度とほぼ同じ内容の設問だが、昨年度は基本的な単語である”learn”が使われていたところを、今年度は少しレベルの高い”realize”を使用している。
選択肢に使われている単語に関しても昨年度よりやや難化している。
攻略アドバイス[長文読解の練習を早い段階から行おう]
基本的には大問3と同様、まずは全文を精読した上で時間内に解けるように訓練するべきである。
長文を読む際には、文章全体を俯瞰する視点と、細部の表現に気を付ける視点の両方を鍛えることが重要である。
文章全体の流れを追うためのトレーニングとしては、段落ごとに短い要約を作るトレーニングが挙げられる。
段落ごとのキーセンテンスを捉え、短くまとめる訓練をすることで、文章全体の流れを把握することができるようになる。
細かな視点を養うためのトレーニングとしては、設問選択肢の正解不正解の根拠を本文と照らし合わせるというトレーニングが挙げられる。根拠箇所に着目して、自分が読み落としていた情報、意識できていなかった情報を洗い出していく練習を繰り返すべきである。
斜め読みをしているだけでは誤答してしまうような設問もあるため、細かい時系列などの表現にも注意しつつ、素早く全体を読解する必要がある。こうした力は一朝一夕では身につかない。新中学3年生は模試や参考書を活用して長文読解の練習を早い段階から行うことが求められる。
数学

数学
やや易化~平年並み。
新傾向での出題もあったが、
1つ1つをしっかり解いていくことが重要。
○全体の難易度
基礎知識で解ける「やや易化~平年並み」
●第1問「小問集合」
問1~6までは基本的な計算問題のため、受験までの対策でしっかり解ける問題。
対して、問7の累積相対度数、問8の円周角、問9の作図は受験生によっては難しく感じられたのではないだろうか。
●第2問「2桁の整数」
Pの各位の数の和が10という利用の仕方に気づくことがポイント。
証明に関しても、1つ1つの文字を丁寧にあてはめて計算していけば、比較的易しい問題。
●第3問「二次関数」
例年、一次関数と二次関数が交互に出ているが、今年もその傾向は変わらなかった。
解く上でネックになるのが問3の面積で、自分で正しく図をかけるかが勝負。
分からない座標があったら文字で置き換え、与えられた情報(今回なら面積)に向けて文字の方程式を作ること。
●第4問「平面図形」
証明問題は、延長線の平行や、平行線の同位角・錯覚が分かりづらい部分があり、やや難化。
与えられた情報からヒントを読み取り、問題を解くうえで利用していない条件がないようにする(今回なら角ADQ=角PDQ=角PCS=角RCS=45度など)
●第5問「空間図形」
空間内の角度を求める問題。平面に書き出せば正三角形が見える。
ここ数年の空間図形の問題は、全体的に難易度が抑えめであったため、やや難~難化の問2がネックであった。高さを変える思考転換が求められる。自分の実力で解けるか解けないかをしっかり見極め、時には、他の正答できる可能性の高い問題に時間を使う判断も大事。
○来年の受験生へのアドバイス
まずは学校ワークを中心に、学校内容を確実に定着させます。その後、演習を重ねることで数学は80点以上を狙える得意科目になります。また常に「これを言い換えると?」「書き換えると?」を意識するだけで、解くレベルは格段に上がります。頑張りましょう!
国語

国語
平均点としては高いものになると予想される。
今回は文法に寄せた問題が多かったため、漢字も含め、知識の定着を図るような試験となった。
○全体の難易度
「平年並み」文章の理解ができないこともあるかもしれないが設問自体は難しくない
●第1・2問 漢字
漢字の読み書きは、各種模試などできちんと得点できるようにする。小学4年生~中学校で習う漢字の出題が目立つ。
●第3問 物語文『長すぎた幕間』から
選択肢が絞りやすく、消去法での解答が容易な問題が多かった。勝手に登場人物の気持ちを想像しない、文章にある根拠となる文から答えを選ぶなど、基本を守って解くこと。
●第4問 論説文『対話の技法』から
対話とは何かを問う問題など、文章が淡々としていて理解するのが難しいが、設問自体は平易である。
焦らず選択肢の取捨選択をする。
問5の作文では「対話による創造」がテーマとなる。傍線部がどの部分に設定され、そこまでの文章構成にある程度の目途があれば、スムーズに読み進めていける。自分の意見、具体例を忘れずに。
●第5問 現古融合文『リズムの哲学ノート』から
文章理解よりも古文の文法的知識を問う問題の比重が大きかった。古文の知識がないと解けない問題が出てくるので、しっかり身につけておくこと。
文法問題から始め、読解問題を後回しのするなど、自分に合った効率的なやり方検討を。
○来年の受験生へのアドバイス
漢字は「授業で出てくるレベルはすべて書ける」がベースです。
読解に関しては、常に情景を正しく読み取る訓練を行い、下手でもよいので絵に描いてみる(想像してみる)などを訓練の一環に入れてみてください。抽象度の高い文章も、図や表にまとめ、「○=○」の形で結ぶなども効果的です。
理科

理科
全体として易化。知識があれば解ける問題も多いが、データの読み取りに注意。
○全体の難易度
「易化」問題文が長いものの、設問は平易。例年より計算問題が少なかったため、今後はデータを比較したり読み解いたりする問題が多くなっていく可能性がある。
●第1問「小問集合」
例年並みの難易度である。時間を使わないで確実に点を取ることが重要。
- 1. 有性生殖(中3)
- 2. 物質の状態(中1)温度変化と体積
- 3. 身の回りの現象(中1)音
- 4. 化学(中2)発熱反応・吸熱反応
- 5. 天体(中3)設問が難しかったが基礎的な内容
- 6. 生態系(中3)分類と分解者の役割を理解していないと難しい
※( )内は主に学習する学年を表しています
●第2問「小問集合」
答えに繋がらない文章が多い。聞かれてることを理解し、必要な情報を取捨選択し正確に答えることが攻略のポイント。
- 1.化学(中1)質量パーセント濃度
- 2.地学(中1)火山岩・深成岩
- 3.電気(中2)回路の計算問題
- 4.生物(中2)節足動物・軟体動物は近年頻出問題
●第3問「気象(中2地学)」
多くの受験生にとって、水蒸気の量を飽和水溶液や湿度から求める問題がネックだったと思われる。提示されてる数値が、何を示しているかをしっかり理解する。
●第4問「人体(中2)」
知識があれば、応用せずとも解ける問題が多かった。代表的な唾液の実験から、他の内容へと派生する問題構成。
問3は、資料を読まなくても答えがわかるので、無駄に情報を吸収しすぎないこと。
●第5問「電池(中3)」
新傾向で追加のあった「ダニエル電池」が出題された。問1で、塩化銅水溶液の溶質である塩化銅が電解質なので電流が流れることに対して、溶けるときの変化にも注目する。
落ち着いて図を理解して解こう。
●第6問「ばねと浮力(中3)」
ばねと浮力の関係をつかむのが難しく、実験としても複合された問題のため、苦戦した受験生が多かったのではないかと思う。
問2は、問われている内容が複雑だったが、実際の行動を図式化したり変換をしたりすることが、正答への第一歩だった。問3は後日不成立問題になった。
○来年の受験生へのアドバイス
基礎事項の徹底で、8割以上の問題は解けます。
データの読み取りや、少し文章が長めの問題にもトライする習慣を身につけよう。
社会

社会
平年並みだが、新傾向での出題もあり、人によっては解きづらさを感じる部分が多かった。
グラフや表の変化を見逃さず記述できるかがポイント。
○全体の難易度
「平年並み」
●第1問「総合問題」
問1は時間をかければ正解できる可能性がかなり高い。郵便局の地図記号。
問2での目安箱(享保の改革)問3検察官の役割は中学の教科書の重要な部分であるので、模試などで確実に得点したい。
●第2問「世界地理」
雨温図や、その国特有の情報を拾えるかどうかがネック。グラフの問題は、設問をしっかりと読み取り、計算が出来れば選択肢を絞ることが可能。国の特徴ヒントを見逃さないこと。
●第3問「日本地理」
問2が例年とは違う形式での出題となり、困惑した受験生も多いだろう。変化している点を設問内容と絡めて説明出来れば、得点できる可能性アップ。まずは変化している部分だけでも記述することがオススメ。
●第4問「歴史」
並び替え問題がやや難化。富岡製糸場が設立された理由を記述する問題は、グラフや表に見える変化をきちんと記述していこう。江戸初期までは重要な出来事と時代を、江戸末期からは細かい年号まで覚えるの(特に戦後)がオススメ。
●第5問「公民(権利等を問われる問題)」
「~権」に関する問題が頻出なので、有名な権利は覚えておくと良い。
グラフの読み取りや記述は比較的難易度が低いので、そこで点を取れるようにしよう。問4は、交通バリアフリー法ができた理由と、その後にノンステップバスが増えたことに注目して記述すること。
●第6問「総合問題」
新傾向の問題もあったが、例年並みの難易度である。
グラフの読み取りで点を落とさないようにしましょう。また、歴史と地理を絡めて考えられるようにするのも大事。昭和以降は特に、重要な出来事と年号をセットで覚えておきたい。
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